接続ガイド · 2026-10-07 時点

Claude Desktop をサードパーティ API につなぐ:3P ゲートウェイ設定・制限・よくある質問

2026-10-07 時点で、Claude Desktop はサードパーティ API に接続できますが、対象は Anthropic Messages API を実装したゲートウェイだけです。公式はゲートウェイ上で Claude モデルを使う構成と位置づけており、モデル検出でも Claude モデルだけが表示されます。入口は開発者モードで、Help → Troubleshooting → Enable Developer Mode を選び、Developer → Configure Third-Party Inference で推論プロバイダーに Gateway を指定して base URL とキーを入力します。デスクトップ版は Claude Code CLI の ANTHROPIC_BASE_URL や settings.json を読まず、GPT も接続できません。本ページでは Anthropic 公式ドキュメントと QCode ドキュメントに基づき、手順、Claude Code との違い、よくある質問をまとめます。

更新日 2026-10-08

#3P モード#Anthropic Messages API#Claude モデルのみ#開発者モード

始める前に押さえる 4 点

Gateway

選ぶ推論プロバイダー

Configure Third-Party Inference ウィンドウの Connection セクションで Inference provider を Gateway にし、Gateway base URL、Gateway API key、認証方式を入力します。公式によると、このウィンドウは入力中に値を検証し、エンドポイントへの接続テストもできます。

/v1/messages

ゲートウェイが実装すべき API

公式の要件は Anthropic Messages API です。POST /v1/messages はストリーミングとツール使用に対応している必要があります。GET /v1/models は任意で、実装されていればモデルが自動で検出され、なければ inferenceModels に手動で列挙します。

Claude のみ

選べるモデル

公式のゲートウェイページはゲートウェイ上で Claude モデルを使うためのもので、モデル検出では ID から Claude と判別できるモデルだけが表示されます。QCode ドキュメントには GPT 系は Anthropic エンドポイントを使えないとあるため、GPT はデスクトップ版では使えません。

設定は別々

デスクトップ版と CLI はそれぞれ自分の設定を読む

デスクトップ版はゲートウェイ設定を自分のサードパーティ推論設定から読み、ANTHROPIC_BASE_URL や settings.json は読みません。Claude Code CLI は逆で、環境変数や設定ファイルでゲートウェイを指定します。

Claude Desktop の 3P モードとは

2026-10-07 時点で、Claude Desktop をサードパーティ API につなぐ方法は、公式が Claude Desktop on 3P と呼ぶ展開モードです。モデルの推論はすべて、あなたが設定したプロバイダーに送られます。Google Cloud の Agent Platform、Amazon Bedrock、Microsoft Foundry、自社で運用する互換ゲートウェイ、または Anthropic API そのものを選べます。公式のアーキテクチャ表によると、標準版の推論は Anthropic API に送られるのに対し、3P モードでは設定したエンドポイントが使われます。Web アプリはアプリ内に同梱されて claude.ai からは読み込まれず、ユーザー ID はローカル端末の ID のみ(claude.ai の管理コンソールで管理する場合を除く)、会話はローカルディスクに保存されます。公式は 3P モードでも Chat、Cowork、Code を使え、推論と課金は選んだプロバイダーが担うとしています(Cowork が QCode 経由で使えるかは本ページでは未検証)。本来はセキュリティ、規制、契約上の理由で Anthropic のファーストパーティ製品にデータを送れない組織向けですが、1 台のマシンをアプリ内で直接設定することもでき、公式はこの方法を評価、パイロット、MDM を使わない組織向けとしています。

公式ドキュメントの最近の変更(2026-10-07 時点)

2026-10-07 時点で、Claude Desktop on 3P の設定変更履歴にある最新リリースは v2.26454.0(2026-10-06)です。ゲートウェイ利用者に直接関係するのは 2 点です。1 つ目に、公式ゲートウェイページによると、v2.19675.0(2026-10-01)より前のバージョンでは、標準のモデル項目のコンテキストウィンドウをどのモデルでも 200K トークンとみなしていました。新しいバージョンでは、ネイティブで 1M ウィンドウを持つと認識したモデルは 1M、それ以外のモデル ID は 200K とみなします。2 つ目に、Gateway auth scheme が受け付ける値は bearer と x-api-key の 2 つだけで、既定は bearer です。また公式は、ゲートウェイにプロンプトキャッシュを保つよう求めています。cache_control を取り除いたり、リクエストごとにシステムプロンプトやツール一覧を変えたりするゲートウェイでは、毎ターン会話全体が通常の入力トークン料金で処理し直されます。QCode の Claude Desktop 接続ドキュメントは 2026-09-25 に更新されています。

タイムライン

2026-04-16

Claude Desktop v1.3036.0 で Gateway auth scheme の設定項目が追加され、ゲートウェイの認証情報を Authorization: Bearer ヘッダーと x-api-key ヘッダーのどちらで送るか選べるようになりました。

2026-09-25

QCode の Claude Desktop 接続ドキュメントが更新されました。公式のサードパーティ推論ゲートウェイ文書に基づくと明記され、現行版では「QCode につなげば Pro なしで Cowork を使える」という説明は撤回されています。

2026-10-07

本ページの手順と引用はこの日に公式ページと照合しました。この時点で、公式の設定変更履歴の最新リリースは v2.26454.0(2026-10-06)です。

確認済み vs 未確認

確認済み(公式ドキュメントで原文を確認可能)

以下は Anthropic 公式ドキュメントまたは QCode ドキュメントで原文どおり確認できます:入口は Help → Troubleshooting → Enable Developer Mode、続いて Developer → Configure Third-Party Inference。ゲートウェイは Anthropic Messages API を実装する必要があり、POST /v1/messages はストリーミングとツール使用に対応、GET /v1/models は任意。モデル検出で表示されるのは Claude モデルのみ。認証方式の既定は Bearer で、x-api-key に変更可能。デスクトップ版は ANTHROPIC_BASE_URL と settings.json を読まない。ゲートウェイ設定が有効な間は Remote Control を使えない。3P モードにはモバイル、claude.ai の Web アクセス、音声モード、ユーザー間の共有、Anthropic クラウド上のセッションがない。3P はトークン単位の従量課金で、シート単位のライセンスはない。QCode では Claude モデルは Anthropic エンドポイントのみ対応で、アドレスは https://api.qcode.cc/api。

未確認、または資料で説明が分かれる点

次の 3 点について本ページは結論を出しません。1 つ目は Cowork です。公式は 3P モードでも Chat、Cowork、Code を使えるとしていますが、QCode ドキュメントは「QCode につなげば Pro なしで Cowork を使える」という説明を撤回し、Cowork を QCode の使い方に含めないよう求めています。そのため本ページは Cowork が QCode 経由で使えるとは約束しません。2 つ目は Claude 以外のモデルです。公式はモデル検出で Claude モデルだけが表示されるとし、Claude Code のゲートウェイ文書も、どのゲートウェイ経由でも Claude Code を Claude 以外のモデルにつなぐことはサポートしないとしています。本ページはデスクトップ版で他のモデルを使う設定は扱いません。3 つ目は Web 検索で、未検証です。公式の機能表の注記によると、Anthropic のサーバーツールを転送しないゲートウェイでは先に検索プロバイダーを設定する必要があり、QCode ドキュメントはデスクトップ版での Web 検索の動作を説明していません。本ページも QCode 経由で Web 検索が使えるかは検証していません。

Claude Code Desktop、Claude Code CLI との違い

Claude Code Desktop との比較

別々のアプリではありません。公式ドキュメントによると、Claude Desktop アプリには 3 つのタブがあり、Chat は会話、Cowork は Dispatch と長めのエージェント作業、Code はソフトウェア開発用です。Claude Code Desktop とはこの Code タブのことです。3P モードでは、Code はスタンドアロンの CLI と同じ Claude Code エンジンで動き、デスクトップ版のサードパーティ推論設定を自動的に引き継ぎ、Cowork セッションと同じプロバイダー、エンドポイント、認証情報を使います。つまりデスクトップ版でゲートウェイを設定すれば Code タブにもそのまま反映され、別途設定する必要はありません。

Claude Code CLI との比較

設定の場所が違います。CLI は ANTHROPIC_BASE_URL と認証情報の変数(QCode ドキュメントでは ANTHROPIC_AUTH_TOKEN)でゲートウェイを指定しますが、デスクトップ版はどちらも読みません。公式によると、ゲートウェイの認証情報が有効な間、リクエストは claude.ai のサブスクリプションのログインの代わりにそれを使い、サブスクリプションの使用量上限は適用されません。ANTHROPIC_BASE_URL だけを設定して認証情報を設定しない場合、サブスクリプションは置き換わりません。使い分けとして、公式は 1 つのウィンドウで並列セッションを管理したい、ペインを並べたい、変更を視覚的に確認したい場合はデスクトップ版、スクリプトや自動化、ターミナル中心の作業なら CLI を勧めています。デスクトップ版は対話専用で、--print のような出力方式はありません。

デスクトップ版でゲートウェイにつなぐ 6 ステップ

① claude.com/download から Claude Desktop をインストールし、起動したらサインインせず、Anthropic アカウントも作成しません。② macOS のメニューバー(Windows ではサインイン画面左上の ☰ アプリメニュー)から Help → Troubleshooting → Enable Developer Mode を選びます。アプリが再起動し、Developer メニューが表示されます。③ Developer → Configure Third-Party Inference… を開き、Connection セクションで Inference provider を Gateway にします。④ Gateway base URL にゲートウェイのアドレス、Gateway API key にゲートウェイが発行したキーを入力します。Credential kind は既定の Static API key、Gateway auth scheme は既定の Bearer のままにし、ゲートウェイが求める場合だけ x-api-key に変えます。⑤ モデル:ゲートウェイが GET /v1/models を実装していれば自動で検出されます。実装していなければ、Models 欄の inferenceModels にゲートウェイが受け付ける完全なモデル ID を 1 つずつ書きます。最初の項目が既定のモデルになります。⑥ Apply Changes をクリックし、続けて Save & Restart をクリックします。再起動後のサインイン画面に、この設定で起動するオプションが表示されます。標準版に戻すには、サインイン画面で Anthropic のサインインを選びます。

QCode では

QCode ドキュメントに従うと、手順 ④ は次のとおりです。Gateway base URL は https://api.qcode.cc/api(/v1 は付けず、末尾にスラッシュも付けない。中国本土のネットワークではドキュメントは https://asia.qcode.cc/api を推奨)、Gateway API key はコンソールで作成した cr_ キー、認証方式は既定の bearer のままです。QCode では Claude モデルは Anthropic エンドポイントしか使えないため、デスクトップ版では claude-sonnet-5-5、claude-opus-5-5、claude-sonnet-5 などの Claude モデルを選びます。GPT 系は Anthropic エンドポイントを使えないので、GPT を使うなら OpenAI プロトコル対応のクライアントを選んでください。同じキーは Claude Code CLI でも使えます。ANTHROPIC_BASE_URL を https://api.qcode.cc/api に、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN を cr_ キーに設定します。課金はトークン単位で、各モデルの単価は /models を参照してください。各リクエストは probe.qcode.cc でキーを入力すると確認できます。

よくある質問

Claude Desktop はサードパーティ API やカスタム API に接続できますか?

できます。ただし接続できるのは Anthropic Messages API を実装したゲートウェイだけです。公式は Claude モデルを使う構成と位置づけており、モデル検出でも Claude モデルだけが表示されます。2026-10-07 時点で、公式はこの使い方を Claude Desktop on 3P と呼んでいます。開発者モードで Configure Third-Party Inference を開き、推論プロバイダーに Gateway を選び、base URL とキーを入力します。ゲートウェイは POST /v1/messages とストリーミング、ツール使用に対応している必要があります。3P モードではない標準版の推論は Anthropic API に送られます。

Claude Desktop で GPT を使えますか?

使えません。公式はデスクトップ版が接続するゲートウェイに Anthropic Messages API の実装を求めており、モデル検出でも表示されるのは Claude モデルだけです。QCode ドキュメントにも GPT 系は Anthropic エンドポイントを使えないとあります。デスクトップで GPT を使いたい場合、QCode ドキュメントは OpenAI プロトコル対応のクライアントを選ぶよう勧めています。

settings.json に ANTHROPIC_BASE_URL を設定したのに、デスクトップ版がそれを使わないのはなぜですか?

デスクトップ版はそれを読まないからです。公式の Claude Code ゲートウェイ文書によると、デスクトップアプリはゲートウェイ設定を自分のサードパーティ推論設定から読み、ANTHROPIC_BASE_URL や settings.json からは読みません。この 2 つが効くのは Claude Code CLI だけです。デスクトップ版(中の Code タブを含む)をゲートウェイ経由にするには、Developer → Configure Third-Party Inference で設定してください。このウィンドウが読み取り専用なら、管理者が配布した設定があり、そちらが優先されます。

サードパーティのゲートウェイを使う場合も Claude アカウントや Pro サブスクリプションは必要ですか?

サインインは不要です。公式の単一マシン向け手順には、起動後にサインインせず Anthropic アカウントも作成しないよう書かれています。設定後のサインイン画面には、Anthropic の認証を飛ばしてプロバイダー設定で起動するオプションが表示されます。公式によると 3P はトークン単位の従量課金で、料金はプロバイダー側で発生し、シート単位のライセンスはありません。また、デスクトップアプリ自体の利用には引き続き Anthropic の Commercial Terms of Service が適用されます。その代わり使えない機能があり、公式の機能表では 3P モードにモバイル、claude.ai の Web アクセス、音声モード、ユーザー間の共有、Anthropic クラウド上のセッションがありません。標準版に戻すには、サインイン画面で Anthropic のサインインを選びます。

モデル選択欄が空、または Gateway was unreachable と表示される場合は?

まずアドレス、次にモデル一覧を確認します。公式によると Gateway was unreachable は、起動時に設定した base URL にアプリが到達できなかったという意味なので、URL とネットワーク経路を確認します。選択欄が空のときは、ゲートウェイの GET /v1/models の応答と inferenceModels の一覧を確認するよう公式は勧めています。/v1/models に到達できないかエラーを返す場合は inferenceModels が使われ、その一覧も空なら選択欄も空になります。QCode ドキュメントはさらに、base URL の末尾にスラッシュを付けないこと、キーは cr_ で始まり前後に空白がないことを挙げています。それでも空なら、inferenceModels に claude-sonnet-5-5 のような完全な ID を手動で書いてください。

デスクトップ版と Claude Code CLI は同時に使えますか? QCode のキーは共用できますか?

できます。公式によると、デスクトップ版は CLI と同じ基盤エンジンで動き、同じマシン、さらに同じプロジェクトで両方を同時に実行できます。QCode ドキュメントによると、両者はそれぞれ自分の設定を読み(デスクトップ版は自身の設定、CLI は ~/.claude/settings.json)、同じ QCode API キーを共用しても衝突しません。注意点として、CLI のセッションをデスクトップ版に移す /desktop コマンドは Claude サブスクリプションでのサインインが必要で、公式は API キー認証では使えないとしています。

情報源

3P モードとゲートウェイ設定:Anthropic 公式の Claude Desktop on 3P ドキュメント(claude.com/docs の概要、機能比較、インストールとセットアップ、アプリ内設定、LLM ゲートウェイ、モデルと effort、Chat、Code、法務とコンプライアンスの各ページ、および設定変更履歴)、2026-10-07 取得。デスクトップ版と CLI の関係:Claude Code 公式ドキュメント(code.claude.com のデスクトップアプリ、LLM ゲートウェイへの接続、その他の LLM ゲートウェイの各ページ)、同日取得。QCode 側のアドレス、キー、エンドポイントの規則:QCode ドキュメントの Claude Desktop 接続ページ(2026-09-25 更新)、接続先と API 形式、環境変数の設定、サブスクリプションと QCode キーの各ページ、同日取得。

Claude Desktop を QCode につなぐ

推論プロバイダーは Gateway、アドレスは https://api.qcode.cc/api、キーは cr_ で始まる QCode キー、モデルは Claude 系を選択。課金はトークン単位で、各モデルの単価は /models をご覧ください。

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本ページの手順と引用は 2026-10-07 に照合したもので、Anthropic 公式ドキュメントと QCode ドキュメントに準拠しています。上流の変更は予告なく行われることがあります。デスクトップ版のメニューやボタン名はバージョンによって変わるため、お手元のバージョンを優先してください。モデルの提供状況は /models をご確認ください。

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