トラブルシュート · Codex カタログの窓

GPT-5.6 Sol は Codex 内で 272K
同じアカウントでも originator を外すと 872K

2026-08-22 以降、同一の ChatGPT Pro アカウントで、Codex のコーディングクライアントは gpt-5.6-sol の max_context_window を 272000(実効おおよそ 258400)にクランプする。コーディング用 originator を外すと 872000。モデル仕様ページは今も 1,050,000。カタログの分岐であり、モデル廃止ではない。

#272000#originator#258400#gpt-5.6-sol

単独で引用できる4つの数字

272000

コーディングクライアントのカタログ

originator が codex_cli_rs / codex-tui / Codex Desktop / codex_vscode のとき、同じアカウントの max_context_window は 272000。

872000

同じアカウント・非コーディング originator

issue の対照では、コーディング originator を付けない同一トークンが 872000 を返した。Terra / Luna は両カタログとも 872000。

258400

UI の実効窓

272000 × 95% = 258400。openai/codex#40258:2026-08-21 は 353400、2026-08-22 に 258400。

1,050,000

仕様ページは今もこの値

公開されている GPT-5.6 Sol のモデル文脈は 1.05M のまま。モデル仕様であり、Codex コーディング面のカタログ上限ではない。

context_length_exceeded ではなく、カタログが先に窓を切っている

openai/codex#40258(2026-08-23 起票、2026-08-30 取得)は同一 ChatGPT Pro、同一 URL、client_version=0.149.0 で、HTTP の originator だけを変えて gpt-5.6-sol の max_context_window が 272000 と 872000 を行き来することを示した。コーディング面(CLI / TUI / Desktop / VS Code)は 272K カタログ(同一 ETag)。非コーディング originator は 872K。Codex はローカルの model_context_window 上書きをリモートの max_context_window にクランプし、95% 実効窓を掛けるので UI は 258400。本文に cohort / experiment / 降格理由はない。関連 #32806 はそれ以前の 353400 → 258400 を記録。公式モデルページは 1,050,000 のまま。本ページは Codex 製品カタログの話であり、推論エンドポイントが 272K 超を拒否するとまでは言わない。リセラーの窓が 1.05M や 872K だとも言わない。

2026-08-22 に急に狭くなった理由

報告のタイムライン:CLI 0.149.0 のまま、model_context_window = 372000 のまま、2026-08-21T08:58:30Z は実効 353400、2026-08-22T13:16:48Z は 258400。ローカルのバージョン変更なし。上流 PR #39102 はバンドルカタログの Sol/Terra/Luna 上限を 872000 に上げたが、コーディング originator はサーバカタログ側で 272K に戻される。Sol は同時期に「想定より早く枠を焼く」苦情も出ていた(5時間窓、週次上限)。カタログ窓が小さいと compaction が早まり、「また制限か」に見えやすい。usage を疑う前にカタログ数字を見る。

タイムライン

2026-07

コミュニティ issue は、仕様 1.05M に対し Codex が Sol を実効おおよそ 353400(カタログ 372000 × 95%)で渡していたと記録。Terra / Luna は 872000 のまま。

2026-08-22

同じアカウント、CLI 更新なしで実効窓が 353400 から 258400(カタログ 272000 × 95%)へ。

2026-08-23

openai/codex#40258 が originator 分岐を公開。2026-08-30 取得時点で issue は open。

確認済み vs 未証明

確認済み(コミュニティの対照実験。OpenAI の告知ではない)

公開 GitHub issue では、同一 Pro アカウントで originator だけ変えると Sol の max_context_window が 272000 ↔ 872000。コーディング4クライアントは 272K の同一 ETag。Terra / Luna は動かない。258400 = 272000 × 0.95。

未証明 / 外挿しない

OpenAI は「コーディング originator → 272K」を製品ルールとして文書化していない。272K をモデルの硬上限と言ってはいけないし、QCode や任意のプロキシで 872K や 1.05M を保証してもいけない。実験が示すのは、Codex が originator ごとに別のカタログメタデータを返すこと。

コーディングクライアント vs モデル仕様。モデルが二つあるわけではない

Codex のコーディング面:カタログが勝つ

CLI / TUI / Desktop / VS Code はコーディング originator を付ける。リモート 272000 が、より大きいローカル model_context_window を上書きする。スレッドは最初から 258400 で compaction する。ローカル設定ではリモートのクランプを解けない。

モデル仕様 / 非コーディング originator:大きい数字

開発者仕様は今も 1.05M。同じアカウントでコーディング originator を付けなければ Codex カタログの Sol は 872000。Terra / Luna は両方 872000。面の違いであり、「Sol が消えた」ではない。

context_length_exceeded を疑う前にカタログを確認する

1) UI または task_started の model_context_window。約 258400 なら 272000 × 95% で説明が付く。シャドーバン仮説は先に不要。2) 最初に /usage や5時間窓を見ない。それは別リミッタで、本サイトに既存ページがある。3) 仕様ページの長窓が必要なら、コーディング originator のカタログを離れ、その Codex コーディングカタログを使わない API クライアントへ。originator の偽装、ChatGPT 認証の迂回、アカウント共有の手順は書かない。

API のカタログと Codex のコーディングカタログは別表

gpt-5.6-sol の QCode 30日呼び出しは 106,837(CRS 2026-08-30。陽性対照 claude-sonnet-5 は 188,213)。モデル id がルーティングされる事実であり、QCode 上の窓が 1.05M / 872K / 272K のいずれかだという主張ではない。窓サイズは約束しない。Codex コーディングクライアントのカタログクランプを避けるなら、Codex CLI の originator をいじるのではなく OpenAI 互換 API が必要。

よくある質問

258400 はどう計算する?

リモート max_context_window = 272000、effective_context_window_percent = 95 で 258400。以前は 372000 × 95% = 353400。UI の丸め誤差ではない。

Pro だけ切られたのか?

#40258 では plan_type はずっと pro で、両方のカタログの available_in_plans に pro が入る。分岐は originator に追従し、「Pro かどうか」には追従しない。報告書内の対照結果であり、全プランへの公式約束ではない。

Terra と Luna も 272K に切られた?

同じダンプでは Terra / Luna はどちらのカタログでも max_context_window 872000。公開されている originator 分岐は gpt-5.6-sol のみ。

model_context_window を 372000 以上にすれば解除できる?

できない。報告は、リモート 272000 が明示オーバーライドをクランプすると書いている。より大きい窓は面を変える必要があり、ローカルの整数を大きくしても解けない。

context_length_exceeded と同じ?

違う。context_length_exceeded は、生きている窓を超えたあと。ここではリクエスト前にクライアントが窓メタデータを 272K に切る。先にカタログ、そのあと 400。

公式の 1.05M はまだ有効?

「モデル仕様ページの数字」としては有効。「Codex のコーディングクライアントが 1.05M を保証する」としては無効。両方の数字が同時に存在する。実際に当たっているカタログか API を正とする。

情報源

originator 分岐、272000 / 872000、258400、2026-08-22 の後退は GitHub openai/codex#40258(2026-08-23 起票、2026-08-30 取得)と関連 #32806 / #31860。1,050,000 は issue が引用する公開 GPT-5.6 Sol 仕様(developers.openai.com/api/docs/models/gpt-5.6-sol)。QCode 呼び出し回数は CRS 30日、2026-08-30 取得。OpenAI changelog はこの分岐を製品条項として書いていない。

欲しいのが API 仕様の窓なら、Codex カタログだけを見ない

272K はコーディングクライアントのカタログであり、「Sol が消えた」ではない。OpenAI 互換エンドポイントが必要なら、公式価格×サービス倍率の前払い残高という経路がある。

関連ページ

公開 GitHub issue と OpenAI モデル仕様に基づく。OpenAI が originator 分岐を長期の製品ルールとして確認したわけではない。QCode は Codex カタログや 1.05M 仕様と同じ窓を約束せず、ヘッダ偽装や ChatGPT 認証迂回の手順も書かない。