審査制提供 · 2026-08-10

GPT-5.6-Cyber
誰が使えて、誰が使えないのか

OpenAI は Daybreak を Blue / Red の2層に分割し、攻防向けの GPT-5.6-Cyber は Red 層のみで提供——申請審査制で、通常の API チャネルでは入手できません。

#gpt-5.6-cyber#Daybreak Red#審査制#$12.5 / $75

4つの重要数字

95.0%

高度セキュリティタスクの達成率

OpenAI 社内の高度サイバーセキュリティベンチマーク。前世代の GPT-5.5-Cyber は 57.3%、ガードレールなしの Sol は約 2% にとどまる。

$12.5 / $75

100万トークンあたり 入力 / 出力

サードパーティの価格まとめサイトによる整理で、公式ブログ本文に価格の記載はなし。GPT-5.6 Sol($5 / $30)の約 2.5 倍。

2件

リリース前に発見された V8 の 0day

それまで未知だった Chrome V8 の脆弱性2件で、連鎖させるとヒープサンドボックスを脱出可能。うち1件は CVE-2026-15903 として採番され、Google が修正済み。

09-01

TAC 個人メンバーの遵守期限

2026-09-01 までにハードウェア passkey で Advanced Account Security を完了しないと、高能力モデルへのアクセスを失う。

Daybreak の2層化とは

2026-08-10、OpenAI は公式ブログ「Expanding Daybreak as the Cyber Defense Window Narrows」を公開し、サイバー防御プログラム Daybreak を2層に分割した。Blue 層はシステムレベルのサイバーセキュリティ・ガードレールを外した GPT-5.6 Sol を提供し、脆弱性発見・セキュアコードレビュー・マルウェア解析などの防御業務に対応する。Red 層では専用の攻防モデル GPT-5.6-Cyber を開放し、許可された脆弱性研究とエクスプロイト検証に向ける。Cyber は Sol をベースに構築され、OpenAI の Preparedness Framework でサイバーセキュリティ能力が初めて High と評価されたモデルだ。

リリース後の動き

リリースと同時に 16 社のセキュリティベンダーによるパートナープログラム(IBM、CrowdStrike、アクセンチュア、シスコ、Cloudflare など)が発表され、08-13 からは Daybreak の両層が Amazon Bedrock 経由で適格顧客に開放された。一方、TAC(Trusted Access for Cyber)のハードウェア passkey 要件は運用フェーズに入っている。この要件は 06-01 の Yubico 提携発表とともに始まり、個人メンバーは 09-01 までに対応が必要で、期限を過ぎると通常モデルの権限に戻される。規制面では、ホワイトハウスが 08-04 に OpenAI、Anthropic、Google などを集め、フロンティアモデルのサイバーセキュリティ評価枠組みを協議した。

タイムライン

2026-06-01

Yubico 提携の発表とともに TAC のハードウェア passkey 要件が開始。高能力 cyber モデルへのアクセスが対象。

2026-08-10

Daybreak が Blue / Red に分割され、GPT-5.6-Cyber がリリース。リリース前に発見された V8 の脆弱性2件も同時に開示された。

2026-09-01

TAC 個人メンバーのハードウェア passkey 遵守期限。未対応の場合はデフォルトモデルの権限に戻される。

確認済み vs 注意

確認済み

リリース日、2層構造、95.0% / 57.3% / 約 2% の3つの達成率、16 社のパートナー、Bedrock チャネル、CVE-2026-15903 はいずれも OpenAI 公式ブログとヘルプセンターが出典。価格の $12.5 / $75 はサードパーティの価格まとめサイトによる整理で、公式は本文に価格を記載していない。

注意

「サードパーティプラットフォームが GPT-5.6-Cyber を取り扱い開始」「審査不要で Daybreak Red を代行開通」といった話は公式の説明と矛盾する。Red は申請審査制で、本人確認・利用モニタリング・合法利用の誓約が必須だ。こうしたサービスは高リスクと見なすべきである。

Blue か Red か

Daybreak Blue

防御向け。システムレベルのセキュリティガードレールを外した GPT-5.6 Sol で、脆弱性発見・コードレビュー・インシデント対応をカバー。高度セキュリティクエリの達成率は約 2%。

Daybreak Red

許可制の攻防向け。専用モデル GPT-5.6-Cyber で、エクスプロイト検証とセキュリティテストをカバーし、達成率は 95.0%。審査制で、利用は常時モニタリングされる。

申請方法

入口は openai.com/daybreak/partners のみ。組織と用途の情報を提出し、本人確認を経て、モニタリングと合法利用の条項に署名すると Red 層に入れる。TAC メンバーは別途 09-01 までにハードウェア passkey を有効化する必要がある。セルフサービスで開通できる API 経路は存在しない。

QCode では

QCode は GPT-5.6-Cyber を提供していない。OpenAI 側の確認可能な事実:このモデルは Daybreak Red ティアのみの供給で、申請・審査が必要で、TAC メンバーはさらにハードウェア passkey の有効化が必須となる。防御的なセキュリティ作業(コードレビュー、脆弱性分析)には、販売中の GPT-5.6 Sol から始めればよい。公式価格 × サービス料率の従量課金。

よくある質問

通常の API で GPT-5.6-Cyber は呼べますか?

呼べません。OpenAI の公開情報では、Daybreak Red という申請審査制ティアのみでの供給で、申請・本人確認・モニタリング条項への同意が必要です。QCode ではこのモデルを取り扱っていません。「代わりに開通できる」という案内には注意してください。

Blue と Red の違いは?

Blue は防御業務向けにガードレールを外した GPT-5.6 Sol、Red は許可された攻防研究向けの専用モデル GPT-5.6-Cyber です。どちらも申請が必要で、Red のほうが審査もモニタリングも厳格です。

GPT-5.6-Cyber の価格は?

サードパーティの価格まとめサイトでは、100万トークンあたり入力 $12.5・出力 $75 と整理されています。OpenAI 公式ブログの本文には価格記載がないため、引用時はその点に注意してください。

どんな脆弱性を見つけたのですか?

リリース前評価で、それまで未知の Chrome V8 の脆弱性を2件発見しており、連鎖させるとヒープサンドボックスを脱出できるものでした。うち1件は CVE-2026-15903 として採番され、Google が修正済みです(Chrome 150.0 より前のバージョンが影響を受けます)。

TAC のハードウェア passkey とは?

TAC メンバーはハードウェア passkey で Advanced Account Security を完了する必要があります。要件は 2026-06-01 に開始し、個人メンバーの期限は 2026-09-01。過ぎると高能力 cyber モデルへのアクセスを失います。

防御向けのセキュリティ業務にはどのモデルを?

Daybreak Blue か、汎用の GPT-5.6 Sol です。Sol は QCode で販売中(100万トークンあたり $5 / $30)で、公式価格 × サービス料率の課金。コードレビューや脆弱性解析の入門から日常利用までに適しています。

情報源

OpenAI 公式ブログ(2026-08-10)、OpenAI ヘルプセンターの TAC 項目、Yubico 公式ブログ(2026-06-01)、Help Net Security(2026-08-11)、Forrester および Cloud Security Alliance のリサーチノート。価格はサードパーティの価格まとめサイトによる整理。

防御向けセキュリティ業務は、販売中のフラッグシップから

GPT-5.6 Sol をはじめ7つのモデルファミリーが、QCode なら1つのキーで呼び出せます。公式価格 × サービス料率の課金です。