設定ガイド · 2026-10-07 時点

Codex CLI でサードパーティ API を使う設定ガイド

2026-10-07 時点で、Codex CLI をサードパーティやカスタムの API エンドポイントにつなぐには、~/.codex/config.toml の model_providers の下に独自のテーブルを作って base_url、wire_api、env_key(キーを入れる環境変数の名前)を書き、トップレベルの model_provider からそれを指定します。公式の設定リファレンスでは、wire_api に使える値は responses だけです。QCode の場合、base_url は https://api.qcode.cc/openai、env_key は QCode のキーを入れる環境変数の名前(自分で決めた名前)です。本ページでは各設定項目、よくあるエラー、おすすめのモデルを順に説明します。

更新日 2026-10-07

#config.toml#model_providers#base_url#gpt-6.1-sol

まず押さえる四つの値

responses

wire_api の唯一の値

公式の設定リファレンスは、responses が唯一サポートされる値で、省略時の既定値でもあると明記しています。QCode のドキュメントも wire_api を responses とし、/openai/v1/responses のパスに対応します。

env_key

キーを入れる環境変数の名前

env_key に書くのは環境変数の名前で、キーそのものではありません。公式の説明は「プロバイダーの API キーを渡す環境変数」です。QCode のキーは cr_ で始まります。 変数名は自由に決められます。QCode ドキュメントの例では CRS_OAI_KEY を使っています。

/openai

QCode の base_url の末尾

QCode のドキュメントは、Codex の base_url は https://api.qcode.cc/openai でなければならないとしています。Codex は Responses プロトコルを使うため、リクエストは /openai/v1/responses に届きます。

0.160.1

公式変更履歴で最新の CLI

公式の変更履歴では 2026-10-05 に Codex CLI 0.160.1 が出ています。2026-09-29 の 0.159.1 以降、同梱のモデルカタログは GPT-6.1 Sol を既定モデルにしています。

Codex がエンドポイントを決める仕組み

2026-10-07 時点で、Codex CLI はリクエストの送り先を config.toml の model_provider で決めます。値は model_providers の下にあるテーブルの id で、未指定なら openai です。公式ドキュメントによると、モデルプロバイダーは Codex がモデルにどう接続するか(ベース URL、wire API、認証、任意の HTTP ヘッダー)を定義するもので、カスタムプロバイダーは予約済みの組み込み id である openai、ollama、lmstudio を使えません。ユーザー単位の設定は ~/.codex/config.toml(Windows では %USERPROFILE%\.codex\)にあり、プロジェクト内の .codex/config.toml はプロジェクトを信頼した後にだけ読み込まれ、そこに書いた model_provider と model_providers は無視されます。QCode のドキュメントではプロバイダー名を crs とし、OpenAI Responses プロトコルを使います。同じキーが api.qcode.cc、us.qcode.cc、asia.qcode.cc の三つのドメインで使えます。

プロバイダーに関わる最近のリリース

公式の変更履歴によると、2026-09-22 から GPT-6 Sol と GPT-6 Luna の Codex への提供が始まり、CLI では /model または codex --model gpt-6-sol で選べます。2026-09-29 の Codex CLI 0.159.1 は GPT-6.1 Sol を同梱カタログの既定モデルにしました。2026-10-01 の 0.160.0 では、env_key が API キーの環境変数をどう指すかの説明が補われ、明示したプロバイダーのモデルカタログに未対応の同梱モデルが混ざらなくなり、ターミナル UI がサーバー側のプロバイダー設定を保持するようになりました。2026-10-05 には 0.160.1 が出ています。また 2026-09-14 の公式告知によると、GPT-5.5 は 2026-10-14 に ChatGPT、ChatGPT Work、Codex から退役します(OpenAI API は対象外)。公式は、まだ gpt-5.5 を選んでいる保存済みのモデル設定、カスタムエージェント、スクリプトを更新するよう求めています。手元のバージョンは codex --version で確認してください。

タイムライン

2026-09-22

GPT-6 Sol と GPT-6 Luna の Codex への提供が始まる。公式は複雑なコーディングとエージェント型ワークフローには Sol を勧め、CLI では /model か codex --model gpt-6-sol で切り替えます。

2026-09-29

GPT-6.1 Sol が Codex に登場。同日の Codex CLI 0.159.1 で同梱カタログの既定モデルになりました。QCode のドキュメントは gpt-6.1-sol を GPT-6 Sol の更新版として載せています。

2026-10-05

Codex CLI 0.160.1 がリリース。2026-10-07 の確認時点で公式変更履歴にある最新の CLI です。その前の 2026-10-01 の 0.160.0 で env_key の説明が補われています。

確認済み vs 未確認

確認済み(公式ページと QCode ドキュメントで一字一句照合可)

公式の Codex ドキュメント:model_provider の既定は openai。openai、ollama、lmstudio は予約済みの id で上書きできない。wire_api は responses だけがサポートされ、省略時も responses。env_key は API キーを渡す環境変数。requires_openai_auth の既定は false。experimental_bearer_token にトークンを直接書くのは非推奨。model と model_provider は最初の TOML テーブルより前に置く。公式変更履歴:0.159.1 から GPT-6.1 Sol が同梱カタログの既定モデル、0.160.1 は 2026-10-05 リリース。QCode ドキュメント:base_url は https://api.qcode.cc/openai、wire_api は responses、requires_openai_auth は true、env_key は CRS_OAI_KEY、キーは cr_ で始まり、auth.json と環境変数が両方ある場合は auth.json が優先。

未確認とドキュメントに記載のない点

次の四点は確認できていないため、これを前提にしないでください。① QCode の設定例には preferred_auth_method の行がありますが、2026-10-07 に取得した公式の設定リファレンスにはこの項目が見当たらず、現行バージョンでの働きは未確認です。② 公式リファレンスにはコマンドでトークンを取得する auth テーブル、http_headers、supports_websockets などもありますが、QCode のドキュメントには記載がなく、本ページは QCode との組み合わせで動くとは約束しません。③ 0.159.1 より前の Codex が gpt-6.1-sol という名前を認識するかは未確認で、公式のゲートウェイ文書は、カスタムのモデルカタログを使わない場合、使う Codex のバージョンがそのモデルを認識するか先に確かめるよう述べるだけです。④ GPT-6.1 Sol は Astra に近い性能を Astra より低いコストで出すと公式は述べていますが、これは OpenAI 自身の申告で、第三者の計測はありません。

二つの選択の決め方

カスタムプロバイダー vs openai_base_url

公式は二つの道を示しています。組み込みの openai プロバイダーをプロキシやルーターに向けたいだけなら、新しいプロバイダーを定義せず openai_base_url を設定します。独自のキー変数やプロトコル設定が必要なら、model_providers の下にテーブルを追加します。組み込み id は上書きできないので、openai という名前のテーブルは作れません。QCode のドキュメントは後者(プロバイダー名 crs)を使い、openai_base_url での接続は記載していないため、本ページも QCode にはそれを勧めません。

auth.json vs 環境変数

QCode のドキュメントはどちらか一方を選ぶよう書いています。~/.codex/auth.json に OPENAI_API_KEY を書くか、環境変数 CRS_OAI_KEY を設定します。両方あると auth.json が優先されるので、環境変数に切り替えるときは auth.json の OPENAI_API_KEY を null にします。公式は資格情報を TOML やリポジトリに入れないよう勧め、ターミナルで設定した変数はデスクトップから起動したアプリでは読めないことがあると注意しています。

QCode につなぐ五つの手順

QCode のドキュメントに沿った手順です。① 設定フォルダー ~/.codex を作ります(Windows は %USERPROFILE%\.codex)。② config.toml の先頭にトップレベルのキーを書きます。model_provider は crs、model は gpt-6-sol か gpt-6.1-sol、必要なら model_reasoning_effort も。これらは最初のテーブル見出しより前に置かないと、そのテーブルの一部として読まれます。③ model_providers.crs テーブルを作り、name を crs、base_url を https://api.qcode.cc/openai、wire_api を responses、requires_openai_auth を true、env_key を CRS_OAI_KEY にします(北米・欧州からはホストを us.qcode.cc にしても構いません)。④ キーを渡します。cr_ で始まるキーを CRS_OAI_KEY として export するか、~/.codex/auth.json の OPENAI_API_KEY に書くか、どちらか一方です。⑤ codex を起動し、/status で現在の model と provider を確認します。codex doctor で設定を点検することもできます。

QCode で Codex を使う

QCode のコンソールで cr_ から始まるキーをコピーし、上の五つの手順どおりに書けば完了です。QCode ドキュメントのワンクリック設定スクリプトを使えば、CLI のインストール、~/.codex への設定の書き込み、接続確認まで自動で行います。Codex は OpenAI Responses プロトコルを使うため、QCode で動くのは GPT 系です。gpt-6.1-sol、gpt-6-sol、gpt-5.6-sol、gpt-5.6-terra、gpt-6-astra、gpt-6-luna はいずれも QCode で利用でき、切り替えは model を変えるだけです。Claude や GLM、Kimi、DeepSeek、Qwen はこのプロトコルを通りません。同じキーは Claude Code でも使えます。料金はトークン課金で、各モデルの単価は /models をご覧ください。

よくある質問

Codex CLI でサードパーティ API を使うには何を変えますか?

~/.codex/config.toml の二か所です。トップレベルの model_provider を自分のプロバイダー id に向け、model_providers の下にその id のテーブルを作って base_url、wire_api、env_key を書きます。公式の設定リファレンスでは、wire_api の値は responses だけで、env_key は API キーを渡す環境変数の名前です。requires_openai_auth はプロバイダーが OpenAI 認証を使うことを示し、既定は false、QCode のドキュメントでは true にしています。

base_url には何を書きますか? /v1 は付けますか?

QCode なら https://api.qcode.cc/openai を書き、/v1 も末尾のスラッシュも付けません。QCode のドキュメントは Codex の base_url をこの値に限っており、Codex は /openai/v1/responses のパスを使います。エンドポイントのドキュメントは一般論として、末尾にスラッシュを付けると二重スラッシュのパスになり 404 になると注意しています。404 はたいていパスの接頭辞の誤りです。アジアの予備は https://asia.qcode.cc/openai、北米・欧州向けには us.qcode.cc があります。

401 や API key not found が出たらどうしますか?

三点を確かめます。キーが cr_ で始まっているか、auth.json のキーに余分な空白や改行がないか。環境変数を使う場合は、変数名が config.toml の env_key と同じか(QCode のドキュメントでは CRS_OAI_KEY)、今のシェルで本当に設定されているか。最後に QCode のコンソールでキーの状態を確認します。auth.json と環境変数が両方あると auth.json が優先されるので、環境変数を使うなら auth.json の OPENAI_API_KEY を null にしてください。

config.toml を直したのに、プロバイダーが反映されないのはなぜですか?

一番多いのはトップレベルのキーの位置です。公式ドキュメントは model と model_provider を最初の TOML テーブルより前に置くよう求めており、テーブル見出しの後のキーはそのテーブルに属します。次に、プロジェクトの .codex/config.toml では model_provider と model_providers が無視されるため、プロバイダーはユーザー単位の ~/.codex/config.toml に書く必要があり、テーブル名を openai にすることもできません。また QCode のドキュメントによると、Codex 0.134.0 以降は config.toml 内の古い profiles テーブルの書き方は廃止され、残したまま --profile を使うとエラーで止まります。起動後は /status で有効な model と provider を確認できます。

Codex で Claude モデルは使えますか? model_not_available_on_endpoint とは何ですか?

QCode では使えません。QCode のドキュメントによると、Codex は OpenAI Responses プロトコルを使い、このプロトコルが扱うのは GPT 系だけで、Claude と GLM、Kimi、DeepSeek、Qwen は対象外です。Claude モデルは Anthropic プロトコルでしか使えません。ドキュメントの例では、Claude モデルを /openai/v1/chat/completions に送ると model_not_available_on_endpoint が返ります。この検査は認証より前に行われるので、キーではなくプロトコルの選び方が誤っているという意味です。Claude を使うなら、同じキーで Claude Code を使ってください。

QCode で Codex に使うおすすめのモデルは?

2026-10-07 時点で、QCode のドキュメントの既定のおすすめは gpt-6-sol(1.05M コンテキスト、汎用・複雑なタスク向け)です。gpt-6.1-sol は 2026-09-29 の GPT-6 Sol 更新版で、同じく 1.05M コンテキスト、ドキュメントではキャッシュ読み取りがより安いとされ、公式 Codex でも 0.159.1 から同梱カタログの既定モデルです。gpt-5.6-sol は GPT-5.6 フラッグシップ系列、gpt-5.6-terra はコード向けに最適化、gpt-6-astra は最上位で価格も高め、gpt-6-luna は公式には集中的で大量の処理向けと位置づけられ、単価は /models で確認してください。いずれも QCode で呼び出せ、model を変えるか codex --model で切り替えます。

情報源

Codex の設定項目:OpenAI 公式の Codex 設定リファレンスと詳細設定ドキュメント(learn.chatgpt.com、2026-10-07 取得)。model_provider の既定値、予約済み id、wire_api の値、env_key と requires_openai_auth の説明、openai_base_url、プロジェクト単位で無視されるキーを含みます。トップレベルのキーの位置、資格情報の扱い、/status での確認:公式の Connect to a gateway ドキュメント(同日取得)。バージョンとモデル:ChatGPT と Codex の公式変更履歴(同日取得、0.159.1、0.160.0、0.160.1 、GPT-6 Sol と GPT-6.1 Sol の告知、GPT-5.5 退役の告知)。QCode の接続方法、base_url、env_key の名前、キーの接頭辞、モデル一覧:docs.qcode.cc の Codex 完全ガイド、Codex クイックスタート、接続ポイントと API 形式の三ページ(2026-10-07 取得)。

キー一つで Codex につなぐ

base_url を https://api.qcode.cc/openai にし、gpt-6.1-sol、gpt-6-sol、gpt-5.6-sol から選ぶだけ。トークン課金で、登録後すぐに使えます。

関連記事

本ページの設定項目とバージョン情報は 2026-10-07 に、OpenAI 公式の Codex ドキュメントと変更履歴、QCode のドキュメントで照合したものです。公式ページを優先してください。公式側の変更は予告なく行われることがあります。ドキュメントに書かれていない互換性は約束しません。モデルの提供状況は /models をご確認ください。

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