Cline のカスタム Anthropic base URL で 400:原因と修正
2026-10-08 時点、Cline 4.1.22 でカスタム Anthropic base URL(公式の例は Azure AI Foundry と企業ゲートウェイ)経由で Claude を呼ぶと 400 になります。原因は、4.1.22 が Anthropic 公式 API しか受け付けないオプション fallbacks をリクエストに含め始めたことです。対処は 2026-10-07 公開の 4.1.23 以降へのアップデートで、CLI は cli-v3.0.69、デスクトップ版は desktop-v0.0.44 が対応版です。本ページでは Cline 公式リリースノートの原文に沿って、原因・影響バージョン・アップデート後の確認手順をまとめます。
更新日 2026-10-08
バージョンとフィールドの早見
問題が出たバージョン
2026-09-30 公開。4.1.23 のリリースノートに、4.1.22 が Anthropic 公式 API しか受け付けないオプションを送り始めたと明記されています。
修正版(VS Code 拡張)
2026-10-07 公開。Fixed の項に、カスタム Anthropic base URL 経由の Claude が 400 で失敗しなくなったと書かれています。
拒否されたオプション
SDK v0.0.91 の説明では、Anthropic プロバイダーは server-side refusal fallbacks オプションを api.anthropic.com にだけ送るようになりました。Azure AI Foundry などのカスタムエンドポイントはこれを 400 で拒否していました。
CLI とデスクトップ版の修正版
どちらも 2026-10-07 公開で、リリースノートに同じ修正(カスタム Anthropic base URL 経由の Claude が 400 で失敗しなくなった)が載っています。
400 の出どころ
2026-10-08 時点で、原因は Cline 公式が明記しています。4.1.22 から Anthropic プロバイダーのリクエストに Anthropic 公式 API しか受け付けないオプションが付くようになり、Use custom base URL で別のアドレス(サードパーティのゲートウェイや中継サービスも含む)を指定すると、そのフィールドを認識しないエンドポイントが 400 を返します。4.1.22 のリリースノートはこの変更を「Direct Anthropic requests now use Anthropic's server-side refusal fallback.」と書き、同日の SDK v0.0.88 の説明ではフィールドが anthropic.fallbacks: "default" だと明記されています。4.1.23 はこのオプションを api.anthropic.com だけに送るよう限定したので、アップデート後はカスタム base URL に送られません。影響を受けるのは、API Provider が Anthropic で、かつ Use custom base URL にチェックが入っている場合です。
公式リリースノートの原文(2026-10-07)
4.1.23 の Fixed の項の原文:「Claude through a custom Anthropic base URL (Azure AI Foundry, corporate gateways) no longer fails with a 400 error. 4.1.22 started sending an option only Anthropic's own API accepts.」同日の SDK v0.0.91 はさらに具体的です:「The Anthropic provider sends the server-side refusal fallbacks option only to api.anthropic.com. Custom endpoints such as Azure AI Foundry rejected it with a 400.」同じリリースでは、Kimi K3 など特定の推論レベルしか受け付けないモデルがリクエストを拒否しなくなったほか、応答が認識できる終了理由なしに終わったとき、Cline が完了扱いにせず一度だけ続きを促すようになりました。
不具合から修正まで
Cline 4.1.22 公開。リリースノートに、Anthropic への直接リクエストで server-side refusal fallback を使い始めたと記載。
GitHub でユーザー報告(issue #14816):4.1.22 に上げた後、Azure AI Foundry のカスタム Anthropic base URL へのリクエストが失敗し、エンドポイントが 400「fallbacks: Extra inputs are not permitted」を返したとのこと。
4.1.23 で修正。同日公開の CLI cli-v3.0.69 とデスクトップ版 desktop-v0.0.44 のリリースノートにも同じ修正が載っています。
確認済み vs 未確認
確認済み(公式リリースノートで一字一句照合可)
以下はすべて Cline 公式のリリースノートと CHANGELOG で原文どおり確認できます:4.1.22 は 2026-09-30 公開で、Anthropic への直接リクエストが server-side refusal fallback を使い始めた。4.1.23 は 2026-10-07 公開で、カスタム Anthropic base URL(Azure AI Foundry、企業ゲートウェイ)経由の Claude が 400 で失敗しなくなり、原因は 4.1.22 が Anthropic 公式 API しか受け付けないオプションを送り始めたことと明記。SDK v0.0.91 は fallbacks オプションを api.anthropic.com だけに送るよう変更したと記載。CLI cli-v3.0.69 とデスクトップ版 desktop-v0.0.44 にも同じ修正。QCode 側の設定は docs.qcode.cc の Cline ページによるもので、Claude は Anthropic プロバイダー、Use custom base URL は https://api.qcode.cc/api です。
未確認・公式に記載のないこと
次の四点について本ページは結論を出しません。① エラー文「fallbacks: Extra inputs are not permitted」は GitHub のユーザー報告(Azure AI Foundry)にしか出てこず、公式リリースノートは「400」としか書いていないため、ゲートウェイによって文言は異なりえます。② アップデート以外の回避策は公式には示されておらず、本ページも非公式の回避策は載せません。③ QCode のエンドポイントがこのフィールドを受け付けるかどうか、本ページは判断しません。4.1.23 以降の Cline は api.anthropic.com 以外にはそもそも送りません。④ QCode の Cline ドキュメントは VS Code 拡張 4.1.19 で確認されたもので、4.1.23 の画面は本ページでは実機確認していません。手元のクライアントの表示を正としてください。
二つの比較:バージョンとプロバイダー
4.1.22 と 4.1.23
4.1.22 は Anthropic プロバイダーのリクエストに fallbacks オプションを付け、カスタム base URL にも送ります。4.1.23 以降は api.anthropic.com にだけ送られ、ほかのアドレスには届きません。カスタム base URL を使っているなら 4.1.23 以降に上げてください。CLI とデスクトップ版はそれぞれ cli-v3.0.69 と desktop-v0.0.44 が目安です。
Anthropic プロバイダーと OpenAI Compatible
この修正の対象は Anthropic プロバイダーで、OpenAI Compatible に切り替えても回避策にはなりません。QCode のドキュメントには、OpenAI 互換モードでは Claude を使えず、claude-* を指定すると model_not_available_on_endpoint が返ると明記されています。Claude は Anthropic プロバイダー(https://api.qcode.cc/api)専用で、OpenAI Compatible(https://api.qcode.cc/openai/v1)は GPT と中国系モデル向けです。
修正手順
① バージョンを確認:VS Code の拡張機能パネル(Ctrl+Shift+X / Cmd+Shift+X)で Cline を検索し、インストール済みのバージョンを見ます。4.1.22 がリリースノートで名指しされた版です。② 4.1.23 以降にアップデートします。CLI なら cli-v3.0.69 以降、デスクトップ版なら desktop-v0.0.44 以降です。③ 設定はそのまま:API Provider は Anthropic、Use custom base URL はチェックしたまま自分のアドレスを入れます。QCode なら https://api.qcode.cc/api で、/api/v1/messages とは書かず、末尾のスラッシュも付けません。④ メッセージを一つ送って確認します。アップデート以外の回避策は公式には示されていません。
QCode では
QCode で Cline から Claude を呼ぶ設定は、ドキュメントでは次のとおりです:API Provider は Anthropic、API Key は QCode のキー(cr_ で始まるもの)、Use custom base URL にチェックを入れて https://api.qcode.cc/api を入力、Model は claude-sonnet-5(日常用)か claude-opus-5(難しいタスク)。2026-10-08 時点の実測では、Base URL を https://api.qcode.cc/api にした場合、/api/messages と /api/v1/messages のどちらへのリクエストも 200 が返りました。クライアントが Base URL の後ろに /messages と /v1/messages のどちらを付けても、このアドレスで使えます。北米と欧州からは https://us.qcode.cc/api(ロサンゼルス)も使えます。本ページはこの 400 だけを扱います。GPT と中国系モデルを OpenAI Compatible で使う設定全体は「Cline を OpenAI 互換 API に接続するガイド」を参照してください。料金は token 単位の課金で、各モデルの単価は /models にあります。
よくある質問
Cline 4.1.22 でカスタム base URL を使うとなぜ 400 になるのですか?
4.1.22 が Anthropic 公式 API しか受け付けないオプションをリクエストに含め始めたためです。4.1.23 のリリースノートの原文は「4.1.22 started sending an option only Anthropic's own API accepts.」で、SDK v0.0.91 はそれを server-side refusal fallbacks オプションと呼び、Azure AI Foundry などのカスタムエンドポイントが 400 で拒否していたと書いています。
どう直せばよいですか?どのバージョンが必要ですか?
4.1.23 以降(2026-10-07 公開)にアップデートしてください。4.1.23 からこのオプションは api.anthropic.com にだけ送られ、カスタム base URL には送られません。Cline CLI は cli-v3.0.69、デスクトップ版は desktop-v0.0.44 が対応版で、いずれも 2026-10-07 公開です。
エラーメッセージの原文は?
公式リリースノートは「a 400 error」とだけ書いており、エラー文は示していません。GitHub のユーザー報告(issue #14816、エンドポイントは Azure AI Foundry)では「fallbacks: Extra inputs are not permitted」というメッセージが返っています。あくまでユーザー報告で、お使いのゲートウェイでは文言が異なる場合があります。
アップデートせずに済む回避策はありますか?
公式のものはありません。4.1.23 と SDK v0.0.91 のリリースノートは修正内容だけを記しており、このオプションを無効にする設定項目は載っていません。本ページは非公式の回避策を扱わないので、アップデートをおすすめします。
OpenAI Compatible に切り替えれば回避できますか?
QCode で Claude を使う場合はできません。QCode のドキュメントには、OpenAI 互換モードでは Claude を使えず、claude-* を指定すると model_not_available_on_endpoint が返ると明記されています。Claude には Anthropic プロバイダーで Base URL https://api.qcode.cc/api が必要です。GPT と中国系モデルは OpenAI Compatible(https://api.qcode.cc/openai/v1)で使えます。
アップデート後も QCode でエラーが出ます。まず何を確認すべきですか?
QCode のドキュメントに沿って三点を確認してください:API Provider が Anthropic になっているか、Base URL が /api までで末尾にスラッシュがなく /api/v1/messages になっていないか、キーが cr_ で始まり完全にコピーされているか。ドキュメントには、401 は通常、パスは正しく認証だけが失敗している状態だと書かれています。メインドメインへの接続が不安定なときは、https://us.qcode.cc/api などのバックアップノードに切り替えてください。
情報源
原因・影響バージョン・修正:Cline の GitHub リポジトリの Releases と CHANGELOG.md(v4.1.22、v4.1.23、SDK v0.0.88 と v0.0.91、cli-v3.0.69、desktop-v0.0.44 のリリースノート)、2026-10-08 取得。ユーザー報告:Cline の GitHub issue #14816 と修正 PR #14834、同日取得、症状の参考としてのみ使用。Cline 側の項目名:docs.cline.bot の Anthropic プロバイダーページ。QCode の設定:docs.qcode.cc の Cline ページ(最終確認 2026-09-18、VS Code 拡張 4.1.19 準拠)と「エンドポイントと API パス」ページ(2026-09-25 更新)、いずれも 2026-10-08 取得。
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本ページのバージョン番号と引用は 2026-10-08 に Cline 公式リリースノートと QCode ドキュメントで確認したもので、上流の変更は予告なく行われることがあります。GitHub issue のエラー文はユーザー報告であり、すべてのゲートウェイの応答を表すものではありません。モデルの利用可否は /models を正としてください。