AGENTS.md 仕様完全ガイド
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なぜ AGENTS.md が必要だったか
2025 年前半まで、各 AI コーディングツールは独自のプロジェクト記憶ファイル形式を持っていました — Cursor は .cursorrules、Claude Code は CLAUDE.md、Codex は instructions.md、Aider は .aider.conf.yml。ツールを切り替えるたびにプロジェクト知識を書き直す必要がありました。2025 年 8 月、OpenAI、Google、Cursor、Factory などのチームが共同で AGENTS.md クロスベンダー標準を発表し、一つの設定ファイルがあらゆる対応エージェントツールで読み取れるようになりました。
5 つのコアセクション
AGENTS.md は Markdown H2 見出しで区切られた 5 つの標準セクションを定義し、すべての Markdown エディタと互換性があります:
Identity:エージェントの身元、役割、応答言語
Capabilities:能力宣言、ツール選好、モデルバージョン
Tools:利用可能ツール一覧、権限範囲、外部 API 設定
Memory:プロジェクト背景、規約、用語集、過去の決定
Constraints:禁止行動、安全規則、コンプライアンス要件
CLAUDE.md / .cursorrules との相互運用
AGENTS.md は既存形式を置き換えるものではなく、ツール間の最大公約数として位置付けられます。Claude Code チームは AGENTS.md 優先、CLAUDE.md は Claude Code 固有の拡張層として共存することを発表。Cursor は 1.2 以降ネイティブで AGENTS.md を読み込み。Codex CLI は AGENTS.md を先に探し、なければ instructions.md にフォールバックします。
ツールチェーン対応状況
CursorCursor 1.2+:ネイティブ対応、AGENTS.md が .cursorrules より優先
Claude CodeClaude Code:AGENTS.md と CLAUDE.md の両方を認識、プロジェクト固有指示は後者
Codex CLICodex CLI:2026-02 以降デフォルトで AGENTS.md を検索、OpenAI 全シリーズ対応
AiderAider:0.65+ 実験的サポート、--agents-md で有効化
5 つのよくあるアンチパターン
1) すべての履歴決定を Memory に詰め込みファイルが 10KB+ に膨張;2) Identity をマーケティング文ではなく実行可能な指示にする;3) Constraints が具体的禁止行動ではなく抽象原則だけ;4) Tools リストが古くなったまま;5) .gitignore と混同 — AGENTS.md はバージョン管理に入れチームで共有。
国内環境で Claude Code から AGENTS.md を実行するには
読者からよく聞かれる質問:「国内の開発者として Claude Code で AGENTS.md プロジェクトを動かそうとすると、API がよくタイムアウトする — どうすればいい?」これはアクセス安定性の問題で、仕様自体とは無関係です。選択肢:Anthropic 公式に直接サブスクライブ(海外環境向き);ブランド API サブスクリプションサービス(例:QCode.cc、国内アクセス最適化 + 統一課金 + 4 モデルを一つの鍵で);企業内ゲートウェイ自社構築(開発期間長)。
QCode.cc で最初の AGENTS.md プロジェクトを実行
Claude Opus 4.7 · GPT-5.5 · Codex · Gemini 2.5 Pro — 1 つのサブスクで 4 ツール